小豆島の万里の長城…その1

先日、ご紹介した小豆島の万里の長城ともいわれる“しし垣”の中でも、特に有名なのが「長崎のしし垣」。今日はこの長崎のしし垣をご紹介します。

まずは長崎のしし垣の看板を目じるしに山道をのぼっていきます。

フーフー息を切らしながら、坂を登りきったところで視界がパッと開け、ようやくしし垣の端が見えてきました!

やっぱり高台から見る瀬戸内海の「多島美」の景色は本当にきれいですね!


左に見えるのが「しし垣」です。一般的には石を積み上げてつくられるものが多いのですが、この長崎のしし垣は土でつくられた大変珍しいものなのだそうです!

階段を下り、しし垣に沿って進んでいくと、土でつくられたしし垣が徐々に表情を変えていきます。

坂を下っていき陽のあまり当たらない薄暗い場所では土壁に生えた苔が、しし垣の歴史を感じさせてくれます。

そしてさらに奥へと進み、坂を登っていくと、今度はまただんだんと陽当たりが良くなってきます。

そして頂上にたどり着くと、一気に視界がひらけ、最高の眺望が目の前に飛び込んできます!感動です!!

陽当たりの良い頂上のしし垣は、風化した古代遺跡のような雰囲気で、山の中にある苔の生えた壁とはまったく違う印象を感じさせてくれます。

この長崎のしし垣は小豆島に来られた際には、ぜひ行ってほしいおすすめスポットのひとつですが、日帰りでは、なかなか行きにくい場所です…。小豆島はこんな場所が数多く点在しているので、有名な観光スポットを短期間でまわるよりも、腰を据えてじっくりとまわる方が、より島の魅力を感じることができると思いますよ!

小豆島せとうち感謝館 西田征弘