肥土山農村歌舞伎

5月3日、小豆島の肥土山という地区で
三百年あまり前より小豆島に残る
伝統行事、農村歌舞伎が奉納されました。

海に囲まれた小豆島の中にあって
まわりを山に囲まれた肥土山は
棚田での稲作が盛んな地区。

その昔、水不足に悩む島民を救うために
庄屋の太田伊左衛門典徳が私財をなげうって
1,686年に完成させたため池「蛙子池」の水が
流れてきたことを祝い、始まったとされています。

数年前、たまたまご縁があって、私の小学生の娘も
この農村歌舞伎に参加させていただける機会をいただき
本格的な踊りの稽古に、衣装にお化粧など
他ではできない小豆島に移住したからこその
とても貴重な経験をさせていただきました。

島にはこのほかにも古くからの
伝統行事が数多く残っています。

この伝統行事を数百年前より現在まで
伝え残してきた島の人たちには本当に感心させられます。

小豆島せとうち感謝館 西田征弘