“木桶の雫”で炊き上げる羅臼昆布の佃煮
このブログの中でも、いくつかの佃煮の製造現場をご紹介してきましたが、ここ小豆島に佃煮をつくっているところがいくつあるかご存知でしょうか?
私が知っているだけでも10は超えていたので、たくさんあるなぁとは思っていましたが、なんと17社もあるんだそうです!この小さな島の中にこれだけの数の佃煮屋さんがあることは本当に驚きですよね!そして数ある佃煮の中でも昆布の佃煮は、ここ小豆島が日本一の生産量を誇っています!
佃煮屋さんによって得意とする佃煮は違うのですが、今日はその昆布の佃煮を特に得意とする佃煮屋さんが「これはおいしいよ!!」と太鼓判を押す来月販売予定の「羅臼昆布の佃煮」の製造現場におじゃまさせてもらいました!
濃い味付けで炊き込むため、佃煮に使われる昆布は、一般的にグレードの低いものを使うのがほとんどなのですが、今回使用する昆布はなんと天然の「羅臼昆布」を贅沢につかっています!羅臼昆布は料亭のお出汁に使われるような、高級な昆布で、昆布自体の旨みが強いのが特徴のとってもおいしい昆布なんですね!
↓ これを角切りにしたものを原料に使います。
↓ 水洗いし、水で戻した状態の角切り昆布。ここから“佃煮屋さん秘伝のたれ”で炊き込んでいくのですが、今回は秘伝のたれに使用するお醤油にも、徹底的にこだわってもらいました!
このブログでもご紹介した国産丸大豆を使ったこだわりの天然醸造醤油「木桶の雫」を贅沢に使ってもらっているのです!
佃煮職人さんいわく、おいしい佃煮にはおいしい醤油が欠かせないのだそう。
そして、ここからが佃煮職人さんの腕の見せ所です!絶妙な火加減で昆布を炊き上げていきます!
そして通常であれば、炊き上げた後は煮汁から上げ、冷まして完成となるのですが、今回は煮汁に漬け込んだ状態のまま一晩寝かせます。そうすることで煮汁に溶け出したおいしい羅臼昆布の旨みが佃煮にしっかりとなじみ、さらにおいしく仕上がるのだそうです。
原料の羅臼昆布をはじめ、お醤油、製造方法と全てにこだわりぬいて出来上がった「羅臼昆布の佃煮」!日本人の魂ともいえる「白ごはん」との相性は抜群です!!炊き立てご飯はもちろんのこと、おにぎりやお茶漬けの具としてもとってもおいしいですよ!来月の販売を楽しみにしていてくださいね!
小豆島せとうち感謝館 西田征弘