若者組『剛志舎』 小江青年団の記録

こんにちは、九冨です。
先日のブログでは、小豆島の偉人平井兵左衛門について取り上げました。今回はその流れを受け、小豆島の地域の歴史について、少し紐解いていきたいと思います。

私の実家のある小豆島小江地区は、昔からの漁村地域で、今も漁師さんたちが多く住んでいます。この地域には『剛志舎(こうししゃ)』と呼ばれる若者組(青年団)の組織が今もなお根付いています。

私はとあるきっかけで、この若者組に関する資料があるという話を聞き、この”小豆島小江の若者組”の書籍の存在を知りました。
40年以上前に、文化庁の方がこの地域を視察に訪れた際、若者組に関する民族文化が残っている地域が少なくなっている現在、このことを記録に残した方が良いということで、地元の学校の先生をされていた方が数年をかけて調査を続け、この本を編纂されたそうです。
この本自体は当時の調査に協力した方々のみに配られ、市販はされていないという希少本で、民俗学的資料としても大変優れているものなのだとか。

青年団に所属する方からこの書籍を借りて読んでいたところ、その光景を見た私の父親が「その本、うちにもあるぞ。」と、我が家の本棚の奥の方から同じ本を出してきたのです。これには私も本当にびっくりしました。父もこの本の調査に協力したことがあるらしく、出版の記念にいただいたのだそう。

そしてまだまだ私のびっくりは続きます。この本には、目からウロコの内容がびっしり詰まっていたのです。(つづく)