小豆島の秋祭り②

こんにちは、九冨です。

今回も引き続き、小豆島の秋祭りについて詳しくご紹介していきたいと思います。

 

私の地元の小江地区の住民のほとんどは、伊喜末八幡神社の氏子になっています。

伊喜末八幡神社の秋祭りは、毎年1013日に開催されます。

七浦と呼ばれる地域(四海の4つの地区、北浦の4つの地区、大部の2つの地区)の氏子が集まり、太鼓台を奉納します。(※大部の2つの地区は太鼓台なし

13日の午前中は、それぞれの地区の太鼓台が神社の境内に向かって小高い山を登り、境内をぐるりと回って奉納行事を行います。

急な坂道を、何十人もの男性が力を合わせて太鼓台を引いて上がっていきます。

境内に到着すると神社の周りを1周し、神社の参拝所の前で太鼓台を担ぎ上げます。これを合計3回行うそうです。

午後からは、神社のある山の麓にある馬場(広場)に太鼓台が集まり、太鼓台同士がぶつかり合いながら練り歩く、土用舞いを行います。

太鼓台がいくつも連なったまま激しく動き回ったり、「えい、しゃーしゃーげー」と言いながら太鼓台を担ぎ上げたりと、荒々しいけれど担ぎ手の力強さが感じられて、本当に見ている側も圧倒されます。

他の地区の方からも「伊喜末の祭りの土用舞いは激しい」と言われるほど。

私にとって地元のお祭りは、見て楽しむものでした。

それはお祭り自体が男性中心のものであり、昔から「おなごは見て楽しむもんや。」と言われて育ってきたから、というのもあるからかもしれません。

地区によっては、女性は太鼓台に触ることすらNGというところもあったりします。

 

しかし各地区で少子高齢化が進む中、太鼓台の担ぎ手が少なくなってきているのは事実。近い将来、現状のお祭りのスタイルが変化する時も、そう遠くはないことなのかもしれません。