日本一うまい素麺を追い求めて・・・その1

こんにちは。小豆島せとうち感謝館の西田征弘です!

香川県といえばうどん県と呼ばれるほど全国的にも高い知名度を誇る讃岐うどんのように「小豆島そうめんをもっと全国に広めたい!」そんな想いから「どうにかして小豆島から日本一うまい素麺を世に出せないだろうか?」とぼんやりながらも考えはじめたのが、私が小豆島に移住して間もなく、今から7年前のことになります。

では日本一おいしい素麺とはどんなものなのか??? いろいろ考えてもなかなか答えは見つかりません・・・。

あるとき、発想の転換で「そうめん」を「ラーメン」と「うどん」に置き換えて考えてみることにしました。

うまいラーメンとはどんなものか?ラーメンの麺だけでは「日本一おいしいラーメン」はありえません。必ず美味しいスープが必要ですし、ラーメンにおいては美味しさを決めるのはスープの比重が大きいかもしれません。

ではうまいうどんとはどんなものか?うどんの場合はラーメンと違って麺そのものの美味しさが重視されるものの、やはりそれだけではうまいうどんは成立せず美味しいお出汁やつゆが必要です。またうどんの場合は、冷たいのか温かいか、スープに入れるのかつゆにつけるのか、ぶっかけなのかなどの食べ方もとても重要になってきます。

ラーメンとうどんに共通することは、外食産業のなかで料理の美味しさを今もなお追求され続けているということ。その点において、お素麺は「料理」としての美味しさをまだまだ追求できる余地が多く残っているのではないか、そして日本一うまい素麺を追求するうえで大切なこととして、基本となる「麺」、そして「そうめんつゆ」、最後に「食べ方」、この3つの要素をひとつずつ追求していけば、いつか日本一うまい素麺にたどり着けるのではないか、そう私は考えました。

そしてぼんやりながらも7年越しで考えてきた「日本一うまい素麺」をつくるための第一歩をようやくふみ出すことができました!先日、日本一の木桶(こが)の数を保有する醤油蔵の方に「日本一うまい素麺をつくりたいんだ!」と熱い想いをぶつけたところ、その想いに共感していただき、うまい素麺に欠かせない3つの要素のひとつ「そうめんつゆ」の試作品をつくっていただけたのです!

今回の試作品のそうめんつゆのポイントは
1.最高に美味しい小豆島のお醤油をつかうこと
2.瀬戸内海の美味しい海の幸をつかったお出しをふんだんにつかうこと
このふたつです。

いつもは控えめな醤油蔵の方も「これはちょっと自信作です!」と嬉しそうに話してくれました!
「ちょっと甘みが強いかな・・。」「でも口に残るあと味はすごくいいよね!」「やっぱり無添加にこだわって作ってもらって良かった!」などなど、感謝館のみんなで試食をする中で「もっと味をこうしたほうが美味しいんじゃないか」というアイデアを出し合い、次の試作品の方向性、そして「うまいそうめんつゆ」のイメージがだんだん固まってきました!次の試作品の仕上がりが楽しみです!!

小豆島のおいしい素麺、小豆島のおいしいお醤油、瀬戸内のおいしい海の幸、この3拍子がそろう小豆島だからこそ、絶対に「日本一うまい素麺」ができるはず!!「日本一うまい素麺」を追い求める旅はまだまだ始まったばかりですが、いつか皆さんに「こんなおいしい素麺は食べたことがない!」と喜んでいただけるような素麺をご紹介できるよう、いろんな島の職人さん達の力を借りてがんばってまいります!

まずはこの夏に間に合うように、このそうめんつゆを何とか形にしたいと思います!

完成までもうしばらくお待ちくださいませ。

小豆島せとうち感謝館 西田