小豆島の木桶醤油づくりを守る!「木桶職人復活プロジェクト」

こんにちは!スタッフ金井です🌞

 

今回は以前のブログでご紹介した「木桶職人復活プロジェクト」についてお話しします。

▼小豆島の木桶醤油づくりのお話、第一弾はこちらをご覧ください!▼

小豆島醤油を支える「木桶」 – 小豆島せとうち感謝館

 

小豆島の醤油づくりに欠かせない“木桶”。

木桶には美味しい発酵調味料を造る微生物たちが多くすみつき、“最高の醸造容器”と言われています。

しかし、木桶は何十年も使い続けることが出来るために、木桶を製造する桶屋さんは少なくなってきました。

小豆島の5代続く醤油蔵「ヤマロク醤油」さんが2009年に新桶を発注した時は1社のみ。

このままでは日本の発酵文化において深刻な問題が発生してしまう。。。

そんな状況を変えるべく、2012年にヤマロク醤油5代目の山本さんは、小豆島の男気のある大工2名と共に木桶職人を目指して修業をすることになりました。

3人で製桶所に弟子入りし、「出来るかどうか考えるより、まずは行動!」と新桶の制作に取り組みました。

製桶所に製作の全工程を教わり、

2013年9月20日には「小豆島の新桶を作る」この思いが現実となりました。

↓写真は木桶ができるまでの過程です!杉を製材するところから始まり、板を1枚1枚組んでバンドできつく締めて、最後には底板を入れるまで、たくさんの工程を重ねて完成します!

その後は、毎年1月に全国から様々な蔵元が集まり、小豆島で新桶を制作しております。

さらに、今後は新規事業で桶屋も始めるそう!

「今後も小豆島で木桶を作り、自分たちで作った木桶で醤油を造り続けます!」と意気込まれる、山本さん。

私たちの子供や孫の世代にも本物の醤油の味を伝えられるように、ぜひみんなで応援していきたいものです。

↑写真左が昔の木桶、右が10年ほど前に作られた木桶です。現代の木桶の方が少しスリムになっています。