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のりごや通信③「乾燥海苔ができるまで」
こんにちは、九冨です。先週は外に出てみると、まるで春のような暖かさ!春の季節はまだ遠いようで、実はすぐそこまで来ているのかもしれません。
節分の時期は過ぎてしまいましたが、今回は巻き寿司や手巻き寿司などに欠かせない、皆様おなじみの、正方形に加工される板海苔ができるまでの工程の一部をお伝えしていきたいと思います。
小豆島沖合で採取された海苔は、一旦乾燥機などが揃った工場の近くにある大きなタンクの中に貯蔵され、十数時間撹拌をして付着しているゴミなどを取り除きます。
私が小さなころとは違い、最近の海苔工場の内部は、工程のほとんどが機械化・オートメーション化されています。
貯蔵タンクから運ばれてきた液状の海苔は、すだれのような正方形のシートの上にスタンプのようにペッタンペッタンと押され、その後乾燥機の中に入っていきます。乾燥機に数時間くぐらせると、乾燥した板海苔のできあがり。
人の目で一枚一枚破れなどがないかチェックをした後、束にまとめたものを段ボール箱に詰めて出荷します。
小豆島で生産されている海苔は、昨今の暖冬の影響や生産者自体の減少などにより徐々に少なくなってきています。
その中でも小豆島産100%の初摘み海苔は、ごくわずかな量しか採れない大変貴重なもの。
焼き海苔にするととても風味が良く、柔らかくパリッとした食感が特徴です。
おすすめは海苔の香りの良さを堪能してもらうため、そのまま炙っておやつにすること!
もちろんおにぎりや海苔巻きに巻いて食べるとパリッと食べやすくて、本当においしいですよ!