伊吹島のイワシ漁は”速さ”が命

こんにちは、九冨です。
前回は、今月の新商品「大羽オリーブイリコ」の原料となっている伊吹いりこについて、詳しくご紹介しました。
今回はその伊吹いりこのもととなるカタクチイワシの漁獲方法についてご紹介していきたいと思います。

漁をする場所は伊吹島の近海。3隻の船で1組となって、漁を行います。
漁師さん同士のチームワークが必要となる仕事です。

まず、3隻の船のうちの2隻が同じスピードで走りながら、とても大きな網を引いていきます。
そうすることで、海の中の表層を泳いでいるイワシの群れをとらえることができます。
そして徐々に2隻の船の距離を近づけて、網の入口を絞っていきます。
最後に、待ち構えていた残りの1隻の船の側面に付けて網を引き上げ、イワシを回収していきます。

イワシの水揚げ作業が終わると、船は即座にエンジンの出力を最大にして、ものすごいエンジン音と水しぶきをあげながら、伊吹島の港に向かって爆走していきます。
一般的な漁船は143kwの馬力のエンジンを積んでいますが、この漁業で使われる船にはなんと、この地域でしか使用を許可されていない890kwのエンジンを積んでいるそうです。

なぜそんな高馬力のエンジンを?と思われる方も多いかもしれません。
前回のブログで、伊吹島のいりこは水揚げから釜揚げまで30分以内に処理されたものだけ、とご紹介しました。
そう、鮮度の良いイワシをできるだけ早く運ぶためなのです。

伊吹島の港に着いた船はすぐにポンプでイワシを回収し、そしてすぐさま隣接する加工場の中で釜揚げにします。
その後に丸一日乾燥機にかけ、銀色に輝く伊吹いりこが出来上がります。

とても新鮮ないりこなので、そのまま食べても美味しいはず。
ですが、せっかくなのでちょっと変わった食べ方も試してみてはいかがでしょうか。
次回は、いりこを使ったレシピをいくつかご紹介します。

 

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