ワタリガニの漁獲方法

こんにちは、九冨です。
前回は瀬戸内のワタリガニについてご紹介しました。
今回は、ワタリガニの漁獲方法についてご紹介したいと思います。

私の父親は漁師なのですが、例年であれば秋のサワラ漁に出ていました。
けれど今年の秋のシーズンはワタリガニ漁を中心にやっていくとのこと。
ちょうど今頃の時期は、ワタリガニ専用の縦網漁を行っているのだそう。魚をとるものとはまた別物らしく、ワタリガニがかかりやすい網の構造になっているのだとか。

10月20日には、カニ籠漁も解禁になります。
こちらはカニを取る専用の籠に冷凍さんまなどの餌を仕掛け、その籠を海に投げ込んでカニが入ってくるのを待つというもの。
仕掛ける場所によっては、籠いっぱいにワタリガニが入ってくることもあるのだそう。

写真は茹でた状態のワタリガニ。こんなにきれいな赤色になるんですよ。
このカニはこんなに大きいサイズなのに、脱皮した直後で殻全体が柔らかいので売り物にならなかったもの。

私たちが普段口にできるものは、こういったサイズが小さかったり売り物にならなかったりするものばかりですが、とはいえ中身は同じ。
美味しくて、あっという間に丸々一匹平らげてしまいました。