小豆島のだしを使った「ふし汁」

こんにちは、九冨です。

今回は、小豆島の郷土料理である「ふし汁」をご紹介したいと思います。

 

皆さんは、「ふし」と呼ばれている麺のことをご存知でしょうか。

「ふし」は、そうめんを作るときに出る切れ端部分のことなんです。

 

そうめんは、2本の棒にかけた生地をまっすぐ伸ばして整形します。

直線上の部分だけ切り揃えられてそうめんにとして出荷されますが、その際に棒の部分に残った記事は分厚く丸まって残ってしまいます。

そのそうめんの切れ端部分ももちろん食べることができますので、そうめん処の小豆島では昔から、にゅうめん仕立てにして食べる習慣があるのです。

 

私も昔から、よくこの「ふし汁」を好んで食べていました。

そうめんを作っている親戚のお宅から、しょっちゅう「ふし」をいただいていたので、祖母がよく作ってくれていたのです。

 

ちょうど今頃のような寒い時期には、温かい麺類が欲しくなりますよね。

そんなときには、ふしを使った「ふし汁」がオススメです。

ふしの不揃いな弾力を噛み締めながら、温かいかけつゆをすすると、だしの風味とうまみが口いっぱいに広がって、たまらなく幸せな気持ちになります。

 

「ふし汁」のかけつゆは、小豆島せとうち感謝館で販売している「小豆島のだし」を使って作ると、さらに美味しく召し上がっていただけますよ。