小豆島の手延べ麺の取材に行ってきました!

こんにちは!
スタッフ齋藤です!

小豆島の名産品には、オリーブ・佃煮、醤油など数多くの名産品がありますが、今の時期は400年の歴史がある「手延べ麺づくり」の生産の真っ只中。
そんな忙しい時期ですが、昨日、島の麺職人佐伯さんのところへお邪魔させていただきました。本日は麺ができるまでの工程をご紹介いたします。

手延べ麺づくりは夜が明けきっていない早朝から始まります。
佐伯さんをはじめ、数人の職人さんで身体の体重をかけながら、こねて麺をのばします。


▲麺をこねる「オデ作業」

そして、のばした麺をまた1本に合わせていくことを繰り返し行うことで弾力のあるきれいな麺肌に仕上がっていきます。「やっぱり手作業でやらんと、その日の麺の状態とか分からん。麺をちゃんと触るのが大切やわ。」と職人さん。
伸ばす度に生地を触らせてもらいましたが、回数を重ねるたび、麺のやわらかさの中にもしっかり弾力が感じる麺が出来上がっていきます。


▲麺を伸ばす「イタギ作業」


▲最後に油を塗る「油戻しの作業」


▲麺を八の字にかけて麺をねかしていきます

そして麺を少しねかせた後に、小麦のやさしい香りが広がる一室で丁寧に伸ばしていきます。
のばす際には、乾燥具合がとっても大切であり、
「もちろん湿度計や温度計で、その日の状態をみるけど、最後は自分の唇の乾燥具合で判断するな~」と職人さん。
職人さんの長年の経験をもとに見極めていきます。


▲麺を伸ばす箸分け

しっかり乾燥させるために干された素麺はまるでカーテンのようにきれいな麺肌、均等に伸びた麺に仕上がっていました。そしてここから約1日乾燥を行っていくので、つくり始めから麺が完成するまでは約30時間かけてできあがるのです。
こうしてきれいに仕上がった島の手延べ麺づくりは、職人さんが丁寧につくっているから。手間暇をかけているからこそ、今もなお小豆島の手延べ麺は美味しいのだと思いました。是非皆様も島の逸品を食べてみてください!

佐伯さんのつくる自慢の「手延べ麺」はこちら⇓