港の待ち人

こんにちは!
小豆島せとうち感謝館の島本です。

 

今の時期、漁船が着く港では私が好きな風景があります。
それは家族の漁船が戻ってくるのを待っている漁師の奥さんの姿です。

この時期の漁は、朝早くに出港し、夕方に戻ってくる底引き網漁です。
朝暗いうちに出港した漁船は、日中漁を行い、市場に魚を卸してから港に戻ります。
戻り時間はちょうど15時~16時30頃。
その時間になると漁師の奥さん達は、一人二人と港に姿を出し、
家族の船が帰ってくるのを待っているのです。

 

港に入港すると綱をとってあげて、船を停泊させます。
「今日はどうやった?」と言う会話も自然に聞こえるのですが、
「無事に帰ってきてよかった」と胸をなでおろすような姿にも見えるのです。

そして戻った船にすぐ乗り込み、家族が獲ってきた魚の下処理を行うなど、
割烹着姿の奥さん達はとても働き者です。

 

「男性が海で魚を獲ってきて、女性がそれを待つ、料理する」

一見当たり前のような出来事なのですが
ふとした瞬間その姿を見るとなんとも感慨深いものがあります。
このように一生懸命漁をして魚を獲ってくる漁師さん姿、それを待つ奥さんの姿、
そのような風景を見ると、小豆島せとうち感謝館として何か出来るものがあるはずだ。
そう改めて思った日となりました。
また、港では漁師の奥さん以外にもいつも漁船の帰りを待つ常連客がいるのです。

凛とした姿をして堤防で漁船を待つサギの姿。

どっしり構えて漁船を待つ猫の姿。
どちらも魚を目当てに待っているようでした^^
小豆島せとうち感謝館 島本