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小豆島の郷土料理 かきまぜ
こんにちは、九冨です。
今日は、小豆島の郷土料理である『かきまぜ』についてご紹介していきたいと思います。
『かきまぜ』は小豆島の様々な地域で、昔から食べられている郷土料理です。
日常的に食べるというよりかは、人がたくさん集まる寄合や、おもてなしの場の時に作るという、いわゆる”ごっつぉ”(ご馳走)料理です。人が多く集まる場では大量の食事が必要であり、見栄も良く具材も冷凍保存できることから、忙しい女性たちの間で重宝されてきました。
中に入れる具材は地域によって異なりますが、旬のものやごぼう、人参、鶏肉、干しエビなど。出汁や醤油などで煮込んだ具材を、炊きたての白米に混ぜ込みます。炊き込みご飯というよりかは、混ぜご飯といったところでしょうか。
小豆島池田地域では、昔からこの『かきまぜ』がおもてなしの場に出ることが多かったようです。私自身小豆島出身なのですが、なぜかあまりかきまぜを食べる機会がありませんでした。なぜだろうと思い両親に聞いてみると、私の曽祖母さんはよく作っていたらしいのですが、祖母以降は作らなくなってしまったとのこと。地域によっても伝承の差があるのかもしれません。