のりごや通信①「瀬戸内産海苔と巻きモノのカンケイ」

こんにちは、九冨です。

瀬戸内海周辺では毎年秋から冬にかけてのこの時期に、各地で海苔の養殖業が行われています。小豆島でも数十件の漁師さんが、毎朝早くから夜遅くまでたいへん手間のかかる作業をこなし、上質な海苔を生産しています。

収穫された海苔を正方形の乾燥海苔に加工する工場をのことを、漁師さん達は海苔小屋(のりごや)と呼んでいます。これから数回にかけて、海苔養殖に関するお話を書いていきたいと思います。

海苔養殖業に携わる漁師さん達から聞いた話によると、小豆島から出荷された香川県産海苔の多くは、特におにぎりや、海苔巻きにおすすめで、プロの食品業者にも好んで使われているそうです。その理由は、他地域の国産海苔に比べて分厚く、破れにくいから。おにぎりなどの巻いて食べる商品に適しているのでしょうね。

肉厚でパリッとした香川県産海苔。ぜひ他の地域で生産されたものと、食べ比べてみてはいかがでしょうか。