こんにちは、九冨です。

ご飯に混ぜたり和え物にしたり、サラダに入れたりといろいろ万能な海産物、ひじき。
実は現在国内で流通しているひじきのほとんどは養殖もので、韓国や中国などから輸入されているもので占められているということを、皆さんご存知でしょうか。

国内で出荷されている天然ものはごくわずか。

そんな貴重な天然ひじきは、毎年春の3月から5月にかけて収穫されます。
瀬戸内海沿岸でもごく少数ではありますが、ひじき漁に携わる漁師さんがいらっしゃいます。
潮がよく引く大潮の時期に、ゴツゴツとした岩場に絡み付いたひじきを、一つ一つ手作業で刈り取っていきます。
岩場は足元が不安定で滑りやすく、危険が伴う作業。
そんな環境の中で一級品のひじきを見抜き、収穫していくには長年の経験が必要です。

天然のひじきは養殖のものに比べて身入りが良く、歯ごたえがシャキッとしており、風味が良いのが特徴です。
また、ひじきはとても栄養価が高く、鉄分やミネラルが多く含まれています。カルシウムは牛乳の約12倍、食物繊維はごぼうの約7倍とも言われています。
食生活の偏りを気にされている方や、普段から健康に気を遣われている方にお勧めの食材です。
ぜひ普段の食事に、一品加えてみてはいかがでしょうか。