お盆の時期の風習

こんにちは、九冨です。

毎年8月15日は、全国各地でお盆行事が行われます。
私の実家のある地域でも、毎年各家庭で先祖のためにお供え物をして、お墓参りをすることを欠かしません。

8月15日の夜になると、お盆のお供え物や飾り物を、麦わらで作った船に乗せて海に流します。いわゆる「精霊流し」です。

「小豆島講座」の本の中にも、この精霊流しについて書かれてある項目があります。
近年までは、小豆島の大半の集落で村の浜辺から精霊流しをしていたのですが、ここ数十年でほとんどの海岸がコンクリート岸壁になったことに加えて、波除のテトラポットが置かれたことで、精霊流しの船を流せる浜辺が少なくなってしまいました。

昔は夜の海にキラキラと光るたくさんの精霊流しの船を見ることができ、それは見事なまでに美しい光景だったそうです。

人口減少や時代の変化とともに失われつつある、地域に根付いた宗教行事。できる限り継続をして残していきたいと、切に願うばかりです。