小豆島の伝統が日本の宝に!

こんにちは、九冨です。

先日、役場から届いた広報誌を読んでいた時のこと。
その広報誌の特集ページに、小豆島を含めた香川県内の伝統的な醤油醸造技術が、国の登録無形民俗文化財に登録されるとの記事が記載されていました。

登録無形民俗文化財は令和3年6月施行の文化財保護法改正で新しくできた制度で、本件は全国での登録第一号となるそうです。

登録無形民俗文化財とは、その無形民俗文化財の価値に鑑み、保存及び活用のために早急に措置が必要なものが対象となっています。
過疎化や少子高齢化による担い手不足に加えて、昨今のコロナ感染症の影響もあり、無形文化財の継承が難しくなっているところも多くなっているようです。この危機的状況を踏まえ、幅広く多様な形の文化財に保護の網をかけることを目的として、無形民族文化財の登録制度が創設されたそうです。

今回登録された「讃岐の醤油醸造技術」は、私たちにとって身近な調味料である醤油について、醸造技術の変換や地域差を理解する上で注目すべき事例とされています。また、小豆島では大型の木桶を用いた天然醸造による生醤油の醸造技術が今もなお残されています。醸造技術を途絶えさせないためにも、近年では木桶の製造技術の継承にも努めています。

小豆島せとうち感謝館でも、この木桶を使って作られた天然醸造生醤油「木桶の雫」や、その関連商品などを数多く販売しています。
他の醤油とは一味違った、深みのある味わいをご堪能いただけますよ。