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夏の少しの間だけ現れる夏至観音
こんにちは! スタッフ金井です。
四国と言えば、“お遍路”を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「四国お遍路」は四国内の88か所の仏教寺院を、悟りや祈願を求めて巡礼する修行です。
総距離約1,200㎞!徒歩で約40~50日間かけて弘法大師(空海)の足跡をたどります。
巡礼する人は“お遍路さん”と呼ばれています。
そんなお遍路は実は小豆島にもあるんです!
小豆島お遍路は、香川県の小豆島で行われるミニ巡礼で、正式には「小豆島八十八ヶ所霊場巡り」と呼ばれています。
小豆島内に八十八ケ所霊場があり、起源は800年前、お遍路に行けない人のために始まったとされています。
総距離150㎞と四国お遍路と比べると短く、徒歩で約7日~10日程度で回ることができます。
私は先日、小豆島八十八ケ所霊場の第一番札所洞雲山に行ってきました!
ここ洞雲山は、小豆島お遍路の出発点であり、霊場全体の“発心の道場”としてとても重要な札所です。
札所は山の中腹にあり、夏でも木々に囲まれていて涼しいです。
また、瀬戸内海や周囲の島々が一望できるスポットもあります。
この洞雲山で、夏の短い期間だけ見ることが出来るのが、「夏至観音」です。
夏至観音とは、洞雲山の岩壁に夏至を真ん中に50日、毎15時頃に白衣観音が光現することをいいます。
14時50分頃に訪れると既に人がたくさん!
この不思議な現象を一目見ようと、島外からも多くの人が訪れていました。
みんなで今か今かと、岩壁に段々と形になっていく観音をじっと見つめました。
そして、5分間だけ光現した夏至観音はとても儚く神秘的で、心を奪われました。
また、観音は冬の満月にも光現するそうです。
ぜひ皆さんも一度この神秘を感じてみてください。