離島暮らしの日常 伝馬船のある生活

こんにちは、九冨です。先日は渡船についてのご紹介でしたが、今日は沖之島の人たちが日常的に使っている自家用船、伝馬船(てんません)についてご紹介したいと思います。

沖之島に暮らす人たちは、どの家庭においても最低1台は自家用の小型船舶を所有しています。家族の用途によっては複数台所有し、まるで車のような感覚で使用しています。そしてその小型船舶のことを、伝馬船と呼んでいます。

渡船だと時間などの自由がきかないこともあり、伝馬船は島の人たちの生活にとって、なくてはならないものなのです。

 

私が大学生の頃、友人が大阪から実家に遊びに来てくれた時があるのですが、私の母親に対岸まで船で迎えに来て、とお願いしたことがあります。その時に友人が「本当にお母さんが船に乗って迎えに来てくれてる!!」と大喜び。

私たちにとっては当たり前のことでも、都会に暮らす人たちにとっては当たり前ではないことなんだな、と気付かされた出来事でした。

写真手前が伝馬船。これに乗って対岸までの海峡を行き来します。

伝馬船に乗る事は機会はなかなかないことかとは思います。もし乗れる機会があったら、それはすごくラッキーなことかもしれません!