網仕事の道具

こんにちは、九冨です。今回も前回に引き続き、漁師さんのお仕事に関するものごとをご紹介していきたいと思います。

先日、実家の居間にあるこたつに父親が「ひやこい、ひやこい」と言いながら入ってきたときのこと。何やらか籠に入った道具をガラガラと広げ始めたと思いきや、慣れた手つきで細長い道具に茶色い紐を巻き付け始めました。

この細長い道具、網をすく(縫い合わせたりする)時に使う道具で、すき針と呼ばれています。
写真右側は竹で作られたもの。父親のお手製らしいです。左側はプラスチック製のもの。どちらも耐久性は変わらないそうですが、竹で作られたものの方が手になじみやすく、使いやすそうな気がします。
人の手によって一つ一つ丁寧に作られているので、味がありますよね。

他にも網を作るための道具や漁具等はたくさんありますが、またの機会にご紹介していければと思っています。