小豆島の醤の郷

こんにちは、九冨です。
小豆島の特産品と言えば、オリーブ、そうめん、そして醤油。

小豆島での醤油造りの始まりは江戸時代の文禄年間(1592年~1595年)と大変歴史が長く、最盛期の明治時代には約400軒もの醤油屋があったと伝えられています。
今では伝統的な醤油造りを続けている醤油蔵は19軒ほどになってしまいましたが、現在もなお、150年以上使い込まれた大きな仕込桶が並ぶ醤油蔵での醤油造りを見学することができます。

「醤の郷(ひしおのさと)」は、苗羽地区および馬木地区にかけて、醤油産業の歴史景観を保護するために整備された地域です。
醤の郷には、昔ながらの黒壁の醤油蔵や佃煮工場、醤油の歴史がわかる記念館などのほか、醤油に関しての施設が建ち並んでいます。

明治時代に建てられ、登録有形文化財建造物に指定されているものを含めた約90もの建造物を見ながら、ぶらぶらと散策することができます。
今ではもう使われなくなってしまった醤油樽や井戸のつるべ軒などがあったりと、醤油の町ならではの風景がちらほら。

どこかしこから醤油と佃煮の香り漂う醤の郷を散策し、日本の食文化になくてはならない醤油の歴史について学んでみてはいかがでしょうか。