小豆島の方言①
こんにちは、九冨です。
小豆島に住む地元の人たちが使っている言葉、「小豆島弁」。
独特の言い回しの言葉も多いことから、島外から来た人たちに意味が通じないようなこともあるようです。
岡山弁とも讃岐弁とも違う、独特の発展を遂げた小豆島弁とは、どういった言葉なのでしょうか。
小豆島弁は、主に香川県の東部で使われている東讃弁を基調としていますが、地理の関係で関西方言・中国方言などの語彙・表現も多く見られます。
語尾に「の」ではなく「な」を多く使い、香川県内で広く使われる「けん/きん」は使いません。
小豆島島内でも地域によって言葉が若干異なり、アクセントに関しても旧池田町付近は高松式、旧内海町北部は観音寺式、南部は本島式、土庄町は土庄式というような違いがあるそうです。
土庄町の中でも特にアクセントが強いのが、私の地元である小江地区。
小江地区は、小豆島で中でも指折りに大きい漁村地域なので、今もなお漁師さんたちがたくさん住んでいます。
その漁師さんたちが使う言葉がまた独特なのです。島の外から来た人が聞くと、まるで外国語のように聞こえるかもしれません。
地元民である私たちがよく例え話で使うのが、「あなた」と「私」の言い方。
あなたは「われ」、私は「うら」という言い方になります。
「あなたは今何をしているんですか?」は、「われなんしょんどれ~」になります。
初めて聞く人にとっては、完全に外国語ですよね。笑
漁師さんたちが使う小江弁はとてもアクセントが強いので、男性が使う男言葉として使われることが多いです。
逆に女性が使うと、はしたないと思われるぐらいなので、私たちは使いません。
ただ言葉の意味はわかるので、よくふざけて使ったりとかしていました。
小豆島弁には、他にも独特な言い回しがたくさんあります。次回に、改めて紹介させていただきますね。