アカモクのお話 漁師さんインタビュー

こんにちは、九冨です。
今回も前回に引き続き、瀬戸内海で収穫される天然のアカモクについてのお話です。
今回は天然アカモク漁に携わっている漁師さんからお話をお伺いすることができましたので、そちらをご紹介していきたいと思います。

今回お話をお伺いしたアカモク漁師の金元さんは、愛媛県の元怒和島(もとぬわじま)で収穫を行っています。
アカモクを収穫し始めて、今年で5年目だそうです。もともとは、潜水士をされていました。

「アカモクは気温等の影響で、収穫できる時期が限られています。今年は、4月の1ヵ月間しか収穫できませんでした。

収穫の際には私自ら海に潜り、アカモクの成熟具合と、刈り取る部分、刈り取らない部分を見極めながら作業しています。
船の上から収穫することもできますが、そうすると出荷できない余分な部分も一緒にとってしまうため、海に潜る必要があるのです。

また、アカモクは成熟していないと、全く粘り気がありません。
逆に成熟しすぎていると粘り気がありすぎるので、ゴミが付きやすくなってしまいます。ゴミが付着してしまうと、収穫しても商品にできないのです。」

なるほど。天然のアカモクを収穫する際にも、漁師さんの大変な手間ひまがかかっているんですね。
しかも漁をする期間が1ヵ月間と大変短いので漁獲量も少なく、大変貴重なものであることがわかります。

そんな貴重なアカモクも、船を出す漁師さんにとっては「邪魔モク」なのだそう。
その理由は、次回のブログでご紹介しますね。