いりこの島、伊吹島。

こんにちは、九冨です。
前回は、今月の新商品「大羽オリーブイリコ」のご紹介をさせていただきました。
今回はその原料となっている伊吹いりこについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

伊吹いりこの産地である伊吹島は、香川県の西側にある、瀬戸内海の海流の穏やかな燧灘(ひうちなだ)に浮かぶ島です。
いりこの島と言われるだけあって、島の港にはイワシを加工するための設備がずらりと立ち並んでいます。

伊吹いりことは、伊吹島の沖合で漁獲されたカタクチイワシを、伊吹島内で加工した煮干しのことをいいます。
サイズによって、大羽(おおば)、中羽(ちゅうば)、小羽(こば)、かえり、ちりめんに分けられます。

伊吹いりこの特徴は、漁場と加工場が非常に近く、漁獲から加工までを網元が一貫して生産していることです。
一貫した生産体制による鮮度の良さが、上質な伊吹いりこを生み出しています。

また、水揚げから釜揚げまで30分以内に処理されたものだけが「伊吹いりこ」と称されます。
足が速いイワシを新鮮なうちに加工して身割れを防ぎ、美しい最上級品のいりこに仕上げているのです。

原料となるイワシ漁は、毎年6月から8月にかけて行われます。
イワシの群れが脂分を多く含む脂イワシになってきたら、その年の漁は終わりとなります。
脂ののったイワシをいりこに加工すると黄色く酸化してしまうので、出汁を取るときに使うとせっかくの出汁が濁ってしまいます。
しかし、脂分の少ない伊吹いりこを使えば、そんな心配はありません。

次回は、カタクチイワシの漁獲方法などについてご紹介していきたいと思います。お楽しみに!

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