季節と漁の変わり目

こんにちは、九冨です。
最近は朝晩がだいぶ涼しくなってきましたね。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだなと思う今日この頃です。

さて、先週末は4連休のシルバーウィークでしたね。
私もお盆の時以来、ひさしぶりに実家に帰ってきました。

船で沖之島に着いた途端に、船着場の周辺がいつもとは違った見慣れない風景であることに気づきます。
防波堤の上にカラフルな網が、たくさん干してあるのです。

実はコレ、夏の時期に行っていたマナガツオの流し刺し網漁で使っている網なんです。
ちょうど今の時期は漁が入れ替わる時期にあたり、夏の時期に使っていた網を天日干しして、しまうところなのだそう。

帰り際に、知り合いの漁師さんがトラックに干した後の網を積んでいるところを見かけましたが、積み下ろしするだけでもけっこうな重労働です。
漁師さんたちはご高齢の方々も多いので、そんな姿を見るたびにエールを送りたくなります。

私はこの時期にあまり帰省をしなかったので、網の入れ替え時期にあたらず、この光景を目にする機会はあまりありませんでした。
なので、今回島がこんな風にカラフルに染まる光景を目にして、見ようによってはアート作品のようにも見えると思えるほど、とても新鮮な気持ちなりました。

ごくごく短い展示期間の、漁師さんたちの何気ない共同制作網アート作品に圧倒された、そんな連休でした。