のりごや通信②「初摘み海苔が美味しい理由」

こんにちは、九冨です。

今回は冬の時期に、ほんのわずかしか採れない初摘み海苔についてお話したいと思います。『初摘み海苔』とは、冬の時期に一番最初に摘み取る海苔のことをいいます。通常の海苔との違いは、繊維が細かいため口当たりがとても柔らかく、風味が良いこと。2番手、3番手のものになってくると徐々に硬さが増していき、色も少しずつ黒色から紫がかった色へと変わっていくのだそう。

私たちが販売している「生海苔の佃煮」は、小豆島産100%の大変貴重な初摘み海苔を、小豆島の佃煮職人さんが少しずつ手間隙かけて炊き上げ、生産しています。繊維が細かく脱水しにくいという特徴があるため、水分を多く含んだ状態で加工しています。そのため、初摘み海苔を一度に炊き上げる量は、2番手以降のものの半量しか炊き上げることができません。味付けに関しても小豆島の醤油を使い、醤油の味や量を調整することで、絶妙なバランスで柔らかく風味の良い海苔の特徴を引き立たせています。

初摘み海苔の佃煮は、熱々のご飯との相性バッチリです。ぜひご賞味あれ!