小豆島の夏の風物詩「鱧(はも)」

こんにちは、九冨です。
先日、朝目が覚めると、外から蝉の鳴き声が聞こえてきました。
ようやく夏本番がやってきた、という虫の知らせが届いたようです。

小豆島の夏の風物詩といえば、鱧(はも)。
淡路島も有名どころではありますが、小豆島でもとてもおいしい鱧がとれるんです。

小豆島随一の漁港である小江漁港に面する四海漁業協同組合では、地元の漁師さんたちが中心となって、関西への鱧の出荷がピークを迎えています。

小豆島沖でとれる鱧は、瀬戸内海の豊富な魚介類を食べて育つので、身が柔らかく上品で、旨味の強い味が特徴です。

鱧をとる漁法は、主に底引き網漁。
底引き網を海に投げ入れてから、30分から1時間程度で網を引き上げます。
短時間で網を引き上げる理由は、魚の身を傷つけないため。
漁師さんたちは、そういった細かな配慮をしながら漁に出ているのです。

前の日の夜に漁でとってきた鱧は、地元の漁師さん達が出荷のために一斉に漁協に持ち寄ります。
魚が集まる朝の漁協は、1日の中でも1番賑わう時間帯です。漁協の職員さん達も大忙しです。

漁協に集められ、状態の良いものを選別された鱧は「島鱧」ブランドとして、主に関西方面に出荷されます。

小豆島せとうち感謝館では、そんな小豆島産の鱧を使った商品も季節限定で販売しています。
ぜひこの機会に、今が旬の鱧を味わってみてはいかがでしょうか。