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オリーブ牛のいろは② オリーブ牛ができるまで
こんにちは、九冨です。
前回のブログからオリーブ牛についてご紹介していますが、今回はオリーブ牛の誕生秘話をご紹介していきたいと思います。
オリーブ牛が誕生するまでにはたくさんの高い壁があり、生産者の方々は苦労の連続だったそうです。
オリーブ牛ブランドを作る構想段階において大きな課題となったのが、飼育している牛にどのようにしてオリーブを絞った後の果実を与えるか、と言う点でした。
はじめにオリーブオイルを絞った後の果実をそのまま与えてみましたが、牛は全然食べてくれずに、舌で全てよけてしまいました。
その後何度も試行錯誤を重ねることによって、牛が食べてくれない原因はオリーブの実に含まれている渋み成分にあるのではないか、ということを発見したのです。
そして干し柿にヒントを得て、天日で乾燥させたものを試験的に作って与えてみたところ、オリーブの糖分がカラメルのような香りを生み出したこともあってか、牛が好んで食べてくれるようになったのです。
このようにして、オリーブオイルを絞った後の果実を牛の餌として利用することになったそうです。
餌ひとつにしても様々な苦労と工夫が重なりあって、高品質のオリーブ牛が誕生しているのですね。
次回は、小豆島で飼育されている小豆島オリーブ牛についてご紹介します。