伊吹島のいりこ漁

こんにちは、九冨です。
関西風のうどんやそうめんのだしを作る時に欠かせない「いりこ」は、夏の時期に旬を迎えます。
今回は、伊吹島のいりこ漁がどのようにして行われているかを詳しくご紹介いたします。

香川県の西部に位置する伊吹島は、別名「いりこの島」と呼ばれているほど、いりこ漁が盛んに行われています。
いりこの原料となるカタクチイワシは、網を引く船を2隻使って繊細かつ素早く、傷を付けないようにして海の中から引き上げていきます。
とったカタクチイワシはすぐにキンキンに冷えた氷水に入れられ、すぐに船で伊吹島の港へと直送します。

港に着いた船はポンプを使って氷水ごと魚を加工場へと送ります。
その後、洗浄や選別を行ってから、ゆで釜へと投入します。
魚の水揚げからゆで釜に入るまでの時間は、なんと30分以内!

こんなに短い時間での生産が可能なのは、漁場と加工場が非常に近くにあり、

市場でのセリを通さずに水揚げしてすぐに加工できるような形で、漁獲から加工までを網元が一貫して生産しているからなのです。

抜群の鮮度で作られたいりこは臭みや苦味も少なく、良質なだしをとることができます。
また最近では、「食べるいりこ」も人気で、普段のおやつやお酒のおつまみなどにもぴったり。
手軽にカルシウムやミネラルなどの栄養素を摂取することができます。

小豆島せとうち感謝館でも鮮度抜群の伊吹いりこを販売していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!