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小豆島の方言②
こんにちは、九冨です。
以前のブログで、小豆島に住む地元の人たちが使っている言葉、「小豆島弁」についてご紹介したかと思います。
今回も引き続き、小豆島弁の独特な言い回しの一部をご紹介していきたいと思います。
「やちがない」
散らかっている、という意味。以前、京都に住む遠縁の親戚が実家に来たときに、意味が通じなかった言葉です。
「船の上がやちがなくてごめんやでー。」と母親が言ったら、キョトンとした顔をされたそうです。
「たる」
飽きる、という意味。ご飯を食べ過ぎて「もうたった。」という使い方をします。
「きょうとい」
怖い、という意味。「この映画、ごつげにきょうとかったなぁ。」と言う感じに。
「ほかす」
捨てる、という意味。「このペットボトル、ほかしとくでー。」という使い方に。
他にも、単数形と複数形で違う言い方をすることもあります。
前回ご紹介した、例え話で使う「あなた」と「私」の言い方。あなたは「われ」、私は「うら」でしたよね。
それが複数形になると「わいら」、「うらら」と言い方に変わります。
単数形:「あなたは今何をしているんですか?」=「われなんしょんどれ~」
複数形:「あなた達は今何をしているんですか?」=「わいらなんしょんどれ~」になります。
その返答は、
「私たちはこの辺のたくさんの草を捨てているんです。」=「うららここいらのぎょうさんの草をほかしよるんじゃ。」
外国語度はさらに増していきます。
わからなくても大丈夫。もしわからない言葉があれば「その言葉の意味は何ですか?」と聞き返してみてください。きっと親切に教えてくださいますよ。