サワラ漁の解禁

こんにちは、九冨です。

小豆島も桜の季節から新緑が芽吹く季節へと移り変わり、山の緑もだんだんと鮮やかになってきました。

私はいつもこの季節になると、少しワクワクした気持ちになります。

その理由は、毎年4月20日から、小豆島近海でのサワラ漁が解禁になるからです。

サワラは魚に春と書く、まさに今の時期を代表する魚。

漁師をしている私の父も、長年このサワラ漁に携わっています。

サワラ漁は主に、流し刺し網漁という方法で魚をとっていきます。

漁船の大きなローラーに巻きつけた網を海に流し込み、数時間後に網を再びローラーで巻き込みながら魚を引き上げていきます。

網から魚を外す時は手作業なので、上がってくる魚が多いと結構大変なのだそうです。

ここ数年、乱獲の禁止や稚魚の放流の成果もあって、減少傾向にあったサワラの数は増えつつあるようです。

今年も大漁でありますようにと願いつつ、早く初物が市場に出回らないかなぁと楽しみにしている今日この頃です。