伊吹島のいりこ

こんにちは、九冨です。

夏の時期に旬を迎える魚はたくさんありますが、いりこの原料となるカタクチイワシもその一つです。
今回は、瀬戸内海の「いりこの島」と言われている伊吹島についてご紹介していきたいと思います。

日本最大の内海である瀬戸内海。
そこには、本州や四国、瀬戸内海に浮かぶたくさんの島々の河川から、養分をたっぷりと含んだ水が流れ込みます。
その養分によって、おいしい魚介類が豊富に育つ土壌が育まれています。

日本一のいりこと称される伊吹いりこは、香川県の西側に位置する、瀬戸内海の真ん中にぽっかりと浮かぶハートのような形をした、伊吹島という人口500人ほどの小さな島で作られています。

「いりこの島」と言われるだけあって、島の湾岸にある港には、いりこの原料となるカタクチイワシを加工するための工場や設備がずらりと立ち並んでいます。
魚は鮮度が命。そのため、魚を積んだ船が港に到着し、水揚げしてすぐに加工できるような設備を揃えているのです。

次回は、伊吹島で行われているいりこ漁について、詳しくご紹介いたします。(つづく)